江本昌子の「ぶちおきゃん!マチャコの思い出話」 第76回「京都の雨」  江本昌子公式ホームページ

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著者:江本昌子

第76回「京都の雨」

毎週木曜日更新

作者へのお便りをお待ちしてます。

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30年ぶりに兄弟全員で母のふるさと京都へ行って来た。本来 兄一人が兄弟代表として行き同行の司法書士と所用を済ます予定であったが 今回始まった高速道路1000円乗り放題。それならばと皆で車を借りて行こうということになった。カーナビ ETC装着の8人乗りレンタカーは最新型でゆったり広々 重量感があってパワーもある、これじゃあ長距離も楽ちんだわさ、運転手は数人いるのに男2人は遠足気分でお酒飲みまくって運転する気まったく無し、姉達も「こんな大きな車 運転したことない」「私トンネルだめ」と こちらも運転する気配もない、しかたない ここは自称A級ライセンスの私が運転したるがな。

東京から来る長女が10時に着くので逆算して夜中の2時半に山口を出発した。大雨 大風のあいにくの天気だけどトンネルでワイパー止めたり付けたりで居眠り運転の心配は無くてよかった。県境いを越すとカーナビはその県の特徴の絵柄が出る。山口はフグ提灯 広島は宮島 岡山 桃太郎 大阪 通天格 兵庫は風見鳥 京都は大文字焼きなるほどなかなか面白い。

朝6時に寄ったパーキングエリアはもはや満車で九州ナンバーの車もあちこちに居る やっぱり1000円効果は凄いや。雨 風はそのまんま京都まで一緒についてきちゃった。京都のど真ん中にある親戚まで迷うことなくスイスイ行ける、カーナビって便利〜。母の墓参り出来たし 茶里姉さんの分骨先の総本山へのお参りもできて嬉しかった。この総本山には下の兄弟3人は何度か行っていたのだが 上の姉達3人は全然知らなかった「茶里姉さんのとこにもお参りしようね」と言うと「なにそれ 何のこと?」と分骨したことも知らされてないと言う、こんな大事なことどうして明子姉は皆に言わなかったのか不思議に思った。今回30年ぶりの兄弟旅行は茶里姉さんが呼んだに違いない、兄一人を京都に行かせていたら上の姉3人は茶里姉さんの魂が京都にいることを知らないまんまでいたからである。母の墓参りをし 大原 三千院でゆっくりした。この二日間ずうっと雨 京都に雨はよく似合うと言われているが きっと母と茶里姉さんの嬉し涙だったのかもしれない。



Hiroko Live → http://www.youtube.com/watch?v=QcbehEi7CjE&NR=1

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